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千葉北 エリア 波概況

まずは南寄りの風の影響が大きくなる前にサーフィンしておくのが良さそう

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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


今週に入って日中の干潮前後に上げ下げを狙い分けられる状態を取り戻しましたが、やはりこの期間の波質はメリットになる変化が少なく、形のバラつきやボヨつきによって狙い目の調節を難しくされたと思います。
地形に対しても見た目には大きな影響は無さそうでしたが、波やカレントの働きがないコンディションの連続はビーチに砂を集めてしまい、ミドル〜アウトに残っていたまとまりもピークや形がハッキリしなくなり、この2週間で波のまとまりが不安定な仕上がりが増えている状況です。

一宮

8/28木曜日の7時頃。満タンの潮止まりです。日中の南風のヨレが気になるタイミングはありつつ、午前中を基準にすると風の影響が少ないコンディションに整ったフェイスを狙えていたものの、お盆の期間にかけてキープしていたウネリの雰囲気やサイズ感が前回以降は長続きせず、その頃の地形の対応の悪さを含めてここ2週間のスモールコンディションにほとんど対応できていなかった印象です。
一宮1
海水浴エリアを区切るチビ堤防の左側や正面右側の堤防周辺にあった微妙な地形のまとまりにブレイクするきっかけを残していましたが、前回以降のウネリのない状況がビーチに砂を集める働きを強めてしまい、ショアブレイクにピークを探せていたエリアはリセットされ、ミドルセクションで反応するエリアも狭まり、今週は潮の動きも復活していながら狙い目を調整できていない様子です。
一宮2
久しぶりの北東コンディションによって、この日は東ウネリの雰囲気がこのエリア全域に微妙なサイズアップや腰〜腹のセットの波数を増やしていましたが、ここの地形が対応できる反応には足りていないので、普段活躍しているはずのポイントが夷隅のような状態でした。
一宮3
正面右側の堤防周辺では腰〜腹サイズが干潮の変化に反応するかもしれませんが、今のところ楽しめる距離を狙えず、ウネリやカレントが働くコンディションがないと地形を使える可能性が絶たれている状況です。

サンライズ

8/28木曜日の8時頃。潮は引き始めです。前回の時点でキープしていたウネリはお盆の連休が終わるとともにリセットされてしまい、午前中の風の弱まりを狙えつつ、日中の南風が絡んだフェイスのヨレは一宮と同じくスモールコンディションにとって癖を強める状況でもあり、膝〜腰ブレイクをキープできていながら、反応する地形の狭さでインサイドに縛られたギリギリな対応が続いていた印象です。
サンライズ1
ここも以前と比べて地形が手前に集まっている様子なので、今週からの潮の動きに対しても沖の地形にハッキリしたピークや形になる波を探せず、ウネリがなければ特別な変化を期待できていない状況でしたが、この日の北東コンディションが東ウネリの雰囲気を取り戻し、腰〜腹ブレイクを増やしながらセットは胸サイズまで復活していました。
サンライズ2
正面〜右側にかけての地形の変化は一宮のような深さが気になる仕上がりなので、干潮の変化でロングボードなら対応できる波が見つかるかもしれませんが、エリアの狭まり具合いが距離を遊ぶには今のところサイズ不足に思えます。
サンライズ3
正面〜左側にキープしているインサイド〜ミドルエリアの広がりが基準となり、サイズなりに乗りしろのある形を残しているものの、ここに関しても以前より形やピークがハッキリしなくなっていて、復活した胸サイズも以前と比べてボヨついたフェイスが目立っていました。
波数やサイズ感が安定しているので混雑していますが、このエリア全域で比べると無難な対応をキープしている地形でもあり、この時の時間帯や上げ際のハーフタイドを目安に波のまとまりを狙えそうです。

東浪見

8/28木曜日の9時頃。潮は引き始めです。お盆の週末を最後にウネリの反応が途絶えてしまい、膝〜腰ブレイクのギリギリな反応を残しつつ、リセットされた乏しい反応では乗りしろの少ないショアブレイクが続いていました。
東浪見1
地形としても正面エリアを基準に左右の堤防周辺には潮時によって狙えるエリアが雰囲気を残していましたが、この2週間のコンディションでビーチに砂が集まる傾向となり、ここもブレイクやピークの形がハッキリしない波が増え、乗り心地も以前よりボヨつきが気になる反応に変わっていた印象です。
東浪見2
この日のサイズの復活に関してもサンライズのような波数があり、左側のミドルエリアや正面のインサイドの反応にも広がりはあったものの、地形の悪化によって距離感や乗り心地を楽しめるセクションがなくなり、対応する地形の狭さが厄介な状況です。
東浪見3
今週から復活した潮の動きに対しても、正面のショアブレイクに変化を望めていながら、左右の離れ小島な仕上がりに期待できる働きはなく、やはりこの日のサイズ感でもインサイドで消えてしまうブレイクが後味を悪くされていた印象です。
地形がビーチにあがってしまい、サイズアップに対してまとまりの悪さが気になる様子でした。

志田

8/28木曜日の10時頃。潮は引きに向かうハーフタイドです。前回の地形の仕上がりとお盆にかけてキープした胸サイズの反応に関しては距離や乗り心地を遊べる形を狙え、このエリアで比較するとオフショアと合わせて狙いやすいポイントになっていましたが、ここ2週間のウネリのリセットやフラットのような状況は乏しさに加えて地形にとっても悪影響な働きだった印象です。
志田1
他のポイントと比べるとショアブレイクを狙えるインサイドの広がりは残っていたものの、以前よりエリアは狭まっていて、ミドルエリアにあった乗りしろのあるセクションの反応が鈍くなり、カレントによるピークのきっかけもまとまりが悪く、難易度の高い仕上がりに変わっていました。
志田下2
前回以降は右側のレギュラーにとっても反応が乏しく、安定した形がなくなってしまい、正面〜左側にかけてのショアブレイクが基準な状況です。この日のサイズアップが左側の対応の広がりを取り戻してくれましたが、ワイドなショアブレイクや不安定な形に苦戦させられる地形に思えます。
志田下3
潮の動きに可能性があるものの、引きに向かう潮の動きに形のバラつきが目立っていて、ミドルエリアのブレイクが復活すれば形を探せますが、インサイドが干上がる時間帯のショアブレイクはかなり癖が強まる様子です。オンショアに加えてミドル〜アウトの地形にボヨつきが気になります。

太東

8/28木曜日の13時頃。干潮の潮止まりです。南西コンディションに対して風の影響を防げるポイントながら、前回以降のサイズダウンはそれまでのギリギリな対応も途絶えてしまい、潮の動きに反応するブレイクもなく、2週間ほぼフラットな景色が続いていた印象です。
太東1
ビーチに集まる砂の様子からも地形に変化がありそうな雰囲気は伝わりつつ、反応する波がなくては具体的な情報を掴み難い様子でした。前回以降の潮回りにボヨつきが目立ってしまい、その後に復活した干潮の大きさに可能性が残っていましたが、以前のような堤防周辺のブレイクやピークのまとまりはなく、今回のサイズ不足は地形の悪化を進めていたように思えます。
太東2
北東コンディションによるこの日の微妙なサイズアップもガスト寄りのエリアには膝〜腰ブレイクが増えていながら、メインの地形にハッキリした反応がなく、海水浴エリアを区切るブイも撤去されましたが、ロングボードで遊べる波も見当たりません。
太東3
インサイドのまとまりは雰囲気を残していたものの、ミドル〜アウトに安定したピークやレギュラーの形がリセットされ、以前ほど距離を楽しめていない様子です。

夷隅

8/28木曜日の14時頃。潮は上げに切り替わる時間帯です。前回キープしていたウネリに反応したNo.1〜2のショアブレイクは以前ほどのピークのまとまりはなかったものの、久しぶりに乗りしろのある形やボリュームのあるブレイクを取り戻し、地形的にもその頃のインサイドの広がりが干潮に合わせて遊べる距離感を出現させていましたが、更新以降のサイズダウンによって波数の減少が早まってしまい、地形があるうちにサイズの復活がほしい状態ながら、その後のウネリを失ったコンディションは狙える雰囲気も無くしていた状況です。
夷隅1
他のポイントと同じく、2週間の乏しいコンディションが地形を手前に集めていた傾向で、削られていたインサイドがあっという間にビーチに戻り、前回の写真と比べると今回の極端な砂の集まり方がわかると思います。
夷隅2
狙い目となるこの時の潮位や北東コンディションで取り戻したウネリの雰囲気にも全く反応はなく、リセットされたインサイドの地形では距離や乗りしろのないビーチスレスレのショアブレイクに戻っている状況です。
夷隅3
今回積もったビーチを削るにも台風クラスのクローズが必要な雰囲気になっていますが、今のところそのようなサイズアップに期待できないので、しばらくの間ここを狙える要素を奪われていて、反応するブレイクや形があっても乗り心地を楽しめるフェイスにはならない地形だと思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回の更新頃にはサイズダウンが気になるような乗り心地の弱いブレイクが増えていたものの、胸〜肩サイズのセットをキープした状態が週末まで続いていたので、お盆の期間をフルに楽しめるサイズが届き、その頃の地形の仕上がりは一宮や夷隅を除けばピークのまとまりや距離を遊べる形が確保されたポイントも多かった印象です。
しかし18日からの落ち着きはウネリの雰囲気も急激にリセットされ、週を跨いだ途端にいきなりサイズ不足な様子に変わってしまいました。先週の潮回りは朝の干潮にスモールコンディションの対応が残されていながら、午後の動きは控えめとなって一定の潮位が続いていたので、上げに向かう変化しか狙えず、ウネリのない波質にはショアブレイクのまとまりにもボヨつきが気になる景色が増えていました。
さて、この先の波は今のところ沖の前線が南下した事で北東コンディションに変わり、高気圧からの微妙な東ウネリを届けている状況に思えますが、この先もサイズアップを期待できる気圧配置はなく、週末までの風の弱さは腰〜腹ブレイクをキープできる雰囲気はありつつ、月曜日(9/1)から強まる南西予報に再び乏しい反応や水温の低下が予想されます。
潮回りも徐々に動きが小さくなる期間なので、控えめな満タンの潮位に可能性が残りますが、干潮時にも際立った変化を狙えなくなりそうです。次回の更新頃にはまた北東コンディションに入れ替わる予報があって、このタイミングに微妙なサイズの復活があるかもしれませんが、前回以降の地形の様子からはピークやブレイクがハッキリしなくなっている傾向なので、ショアブレイクセクションも乗りしろが狭くなったり、ミドル〜アウトの反応を狙うにしても肩以上のサイズがないとスムーズな乗り心地や距離を楽しめない仕上がりです。

最後に、水温ですが、基本的には南西コンディションな雰囲気でしたが、今週からは時より絡んだ東よりのコンディションや風の弱さによって水温もキープできていたので、一時的に22℃の涼しさもありつつ日中はトランクスやタッパーで問題ない状態です。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

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皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


今週に入って日中の干潮前後に上げ下げを狙い分けられる状態を取り戻しましたが、やはりこの期間の波質はメリットになる変化が少なく、形のバラつきやボヨつきによって狙い目の調節を難しくされたと思います。
地形に対しても見た目には大きな影響は無さそうでしたが、波やカレントの働きがないコンディションの連続はビーチに砂を集めてしまい、ミドル〜アウトに残っていたまとまりもピークや形がハッキリしなくなり、この2週間で波のまとまりが不安定な仕上がりが増えている状況です。

一宮

8/28木曜日の7時頃。満タンの潮止まりです。日中の南風のヨレが気になるタイミングはありつつ、午前中を基準にすると風の影響が少ないコンディションに整ったフェイスを狙えていたものの、お盆の期間にかけてキープしていたウネリの雰囲気やサイズ感が前回以降は長続きせず、その頃の地形の対応の悪さを含めてここ2週間のスモールコンディションにほとんど対応できていなかった印象です。
一宮1
海水浴エリアを区切るチビ堤防の左側や正面右側の堤防周辺にあった微妙な地形のまとまりにブレイクするきっかけを残していましたが、前回以降のウネリのない状況がビーチに砂を集める働きを強めてしまい、ショアブレイクにピークを探せていたエリアはリセットされ、ミドルセクションで反応するエリアも狭まり、今週は潮の動きも復活していながら狙い目を調整できていない様子です。
一宮2
久しぶりの北東コンディションによって、この日は東ウネリの雰囲気がこのエリア全域に微妙なサイズアップや腰〜腹のセットの波数を増やしていましたが、ここの地形が対応できる反応には足りていないので、普段活躍しているはずのポイントが夷隅のような状態でした。
一宮3
正面右側の堤防周辺では腰〜腹サイズが干潮の変化に反応するかもしれませんが、今のところ楽しめる距離を狙えず、ウネリやカレントが働くコンディションがないと地形を使える可能性が絶たれている状況です。

サンライズ

8/28木曜日の8時頃。潮は引き始めです。前回の時点でキープしていたウネリはお盆の連休が終わるとともにリセットされてしまい、午前中の風の弱まりを狙えつつ、日中の南風が絡んだフェイスのヨレは一宮と同じくスモールコンディションにとって癖を強める状況でもあり、膝〜腰ブレイクをキープできていながら、反応する地形の狭さでインサイドに縛られたギリギリな対応が続いていた印象です。
サンライズ1
ここも以前と比べて地形が手前に集まっている様子なので、今週からの潮の動きに対しても沖の地形にハッキリしたピークや形になる波を探せず、ウネリがなければ特別な変化を期待できていない状況でしたが、この日の北東コンディションが東ウネリの雰囲気を取り戻し、腰〜腹ブレイクを増やしながらセットは胸サイズまで復活していました。
サンライズ2
正面〜右側にかけての地形の変化は一宮のような深さが気になる仕上がりなので、干潮の変化でロングボードなら対応できる波が見つかるかもしれませんが、エリアの狭まり具合いが距離を遊ぶには今のところサイズ不足に思えます。
サンライズ3
正面〜左側にキープしているインサイド〜ミドルエリアの広がりが基準となり、サイズなりに乗りしろのある形を残しているものの、ここに関しても以前より形やピークがハッキリしなくなっていて、復活した胸サイズも以前と比べてボヨついたフェイスが目立っていました。
波数やサイズ感が安定しているので混雑していますが、このエリア全域で比べると無難な対応をキープしている地形でもあり、この時の時間帯や上げ際のハーフタイドを目安に波のまとまりを狙えそうです。

東浪見

8/28木曜日の9時頃。潮は引き始めです。お盆の週末を最後にウネリの反応が途絶えてしまい、膝〜腰ブレイクのギリギリな反応を残しつつ、リセットされた乏しい反応では乗りしろの少ないショアブレイクが続いていました。
東浪見1
地形としても正面エリアを基準に左右の堤防周辺には潮時によって狙えるエリアが雰囲気を残していましたが、この2週間のコンディションでビーチに砂が集まる傾向となり、ここもブレイクやピークの形がハッキリしない波が増え、乗り心地も以前よりボヨつきが気になる反応に変わっていた印象です。
東浪見2
この日のサイズの復活に関してもサンライズのような波数があり、左側のミドルエリアや正面のインサイドの反応にも広がりはあったものの、地形の悪化によって距離感や乗り心地を楽しめるセクションがなくなり、対応する地形の狭さが厄介な状況です。
東浪見3
今週から復活した潮の動きに対しても、正面のショアブレイクに変化を望めていながら、左右の離れ小島な仕上がりに期待できる働きはなく、やはりこの日のサイズ感でもインサイドで消えてしまうブレイクが後味を悪くされていた印象です。
地形がビーチにあがってしまい、サイズアップに対してまとまりの悪さが気になる様子でした。

志田

8/28木曜日の10時頃。潮は引きに向かうハーフタイドです。前回の地形の仕上がりとお盆にかけてキープした胸サイズの反応に関しては距離や乗り心地を遊べる形を狙え、このエリアで比較するとオフショアと合わせて狙いやすいポイントになっていましたが、ここ2週間のウネリのリセットやフラットのような状況は乏しさに加えて地形にとっても悪影響な働きだった印象です。
志田1
他のポイントと比べるとショアブレイクを狙えるインサイドの広がりは残っていたものの、以前よりエリアは狭まっていて、ミドルエリアにあった乗りしろのあるセクションの反応が鈍くなり、カレントによるピークのきっかけもまとまりが悪く、難易度の高い仕上がりに変わっていました。
志田下2
前回以降は右側のレギュラーにとっても反応が乏しく、安定した形がなくなってしまい、正面〜左側にかけてのショアブレイクが基準な状況です。この日のサイズアップが左側の対応の広がりを取り戻してくれましたが、ワイドなショアブレイクや不安定な形に苦戦させられる地形に思えます。
志田下3
潮の動きに可能性があるものの、引きに向かう潮の動きに形のバラつきが目立っていて、ミドルエリアのブレイクが復活すれば形を探せますが、インサイドが干上がる時間帯のショアブレイクはかなり癖が強まる様子です。オンショアに加えてミドル〜アウトの地形にボヨつきが気になります。

太東

8/28木曜日の13時頃。干潮の潮止まりです。南西コンディションに対して風の影響を防げるポイントながら、前回以降のサイズダウンはそれまでのギリギリな対応も途絶えてしまい、潮の動きに反応するブレイクもなく、2週間ほぼフラットな景色が続いていた印象です。
太東1
ビーチに集まる砂の様子からも地形に変化がありそうな雰囲気は伝わりつつ、反応する波がなくては具体的な情報を掴み難い様子でした。前回以降の潮回りにボヨつきが目立ってしまい、その後に復活した干潮の大きさに可能性が残っていましたが、以前のような堤防周辺のブレイクやピークのまとまりはなく、今回のサイズ不足は地形の悪化を進めていたように思えます。
太東2
北東コンディションによるこの日の微妙なサイズアップもガスト寄りのエリアには膝〜腰ブレイクが増えていながら、メインの地形にハッキリした反応がなく、海水浴エリアを区切るブイも撤去されましたが、ロングボードで遊べる波も見当たりません。
太東3
インサイドのまとまりは雰囲気を残していたものの、ミドル〜アウトに安定したピークやレギュラーの形がリセットされ、以前ほど距離を楽しめていない様子です。

夷隅

8/28木曜日の14時頃。潮は上げに切り替わる時間帯です。前回キープしていたウネリに反応したNo.1〜2のショアブレイクは以前ほどのピークのまとまりはなかったものの、久しぶりに乗りしろのある形やボリュームのあるブレイクを取り戻し、地形的にもその頃のインサイドの広がりが干潮に合わせて遊べる距離感を出現させていましたが、更新以降のサイズダウンによって波数の減少が早まってしまい、地形があるうちにサイズの復活がほしい状態ながら、その後のウネリを失ったコンディションは狙える雰囲気も無くしていた状況です。
夷隅1
他のポイントと同じく、2週間の乏しいコンディションが地形を手前に集めていた傾向で、削られていたインサイドがあっという間にビーチに戻り、前回の写真と比べると今回の極端な砂の集まり方がわかると思います。
夷隅2
狙い目となるこの時の潮位や北東コンディションで取り戻したウネリの雰囲気にも全く反応はなく、リセットされたインサイドの地形では距離や乗りしろのないビーチスレスレのショアブレイクに戻っている状況です。
夷隅3
今回積もったビーチを削るにも台風クラスのクローズが必要な雰囲気になっていますが、今のところそのようなサイズアップに期待できないので、しばらくの間ここを狙える要素を奪われていて、反応するブレイクや形があっても乗り心地を楽しめるフェイスにはならない地形だと思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回の更新頃にはサイズダウンが気になるような乗り心地の弱いブレイクが増えていたものの、胸〜肩サイズのセットをキープした状態が週末まで続いていたので、お盆の期間をフルに楽しめるサイズが届き、その頃の地形の仕上がりは一宮や夷隅を除けばピークのまとまりや距離を遊べる形が確保されたポイントも多かった印象です。
しかし18日からの落ち着きはウネリの雰囲気も急激にリセットされ、週を跨いだ途端にいきなりサイズ不足な様子に変わってしまいました。先週の潮回りは朝の干潮にスモールコンディションの対応が残されていながら、午後の動きは控えめとなって一定の潮位が続いていたので、上げに向かう変化しか狙えず、ウネリのない波質にはショアブレイクのまとまりにもボヨつきが気になる景色が増えていました。
さて、この先の波は今のところ沖の前線が南下した事で北東コンディションに変わり、高気圧からの微妙な東ウネリを届けている状況に思えますが、この先もサイズアップを期待できる気圧配置はなく、週末までの風の弱さは腰〜腹ブレイクをキープできる雰囲気はありつつ、月曜日(9/1)から強まる南西予報に再び乏しい反応や水温の低下が予想されます。
潮回りも徐々に動きが小さくなる期間なので、控えめな満タンの潮位に可能性が残りますが、干潮時にも際立った変化を狙えなくなりそうです。次回の更新頃にはまた北東コンディションに入れ替わる予報があって、このタイミングに微妙なサイズの復活があるかもしれませんが、前回以降の地形の様子からはピークやブレイクがハッキリしなくなっている傾向なので、ショアブレイクセクションも乗りしろが狭くなったり、ミドル〜アウトの反応を狙うにしても肩以上のサイズがないとスムーズな乗り心地や距離を楽しめない仕上がりです。

最後に、水温ですが、基本的には南西コンディションな雰囲気でしたが、今週からは時より絡んだ東よりのコンディションや風の弱さによって水温もキープできていたので、一時的に22℃の涼しさもありつつ日中はトランクスやタッパーで問題ない状態です。

[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(sho)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 2 (火)
    グラフ 3 (水)
    グラフ 4 (木)
    グラフ 5 (金)
    グラフ 6 (土)
  • 週間予想

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