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千葉北 白子の波情報

ポイントガイド

九暑纓「有料道路の白子ICの北側にある南白亀川の河口あたり。
冬は地形が今一つ決まらないが、春から夏にかけて整うことが多い。無料の駐車場(それほど広くはないが)もあり、ローカル色もそれほど強くないことからビジターにも人気のポイント。
※夏季は一部海水浴エリア規制あり。

○トイレ:有り
○シャワー:無し
千葉北のサーフィンスポット白子の最新波情報。
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    白子

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    白子

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    13. 12 >> 12
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    15. 14 >>>> 32
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    潮回り

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    04:34 / 18:55

    潮回り

    中潮

    満潮

    05:12 / 19:22

    干潮

    / 12:18

    日出/日入

    04:34 / 18:55

    潮回り

    中潮

    満潮

    05:55 / 19:49

    干潮

    00:36 / 12:54

    日出/日入

    04:35 / 18:55

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    2025/07/12 14:10

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千葉北 エリア 波概況

後半はオンショアコンディションと割り切ってのサーフィンとなりそう

[ビギナーアドバイス]


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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


ウネリのきっかけになった台風の距離感や勢力の衰えはオフショアにサイズをリセットされやすい雰囲気でしたが、朝モヤが発生していた状態を含めて沖で確保されたウネリを届けるコンディションをキープしていたので、予想以上のサイズや波数が残り、安定したサーフィン週間だった印象です。
サイズのわりに易しいブレイクはビジター向けな波を探しやすく、形成する形やフェイスの乗り心地にウネリのまとまりを楽しめていて、今週の大潮の干潮が落ち着き傾向なコンディションにとって広範囲な対応を延長し、サンライズ・東浪見で定番の右側のレギュラーや太東の対応もキープしていました。

それでは、地形レポートです!

一宮

7/9水曜日の8時頃。潮は干潮寸前です。台風としては控えめな勢力ではあったものの、ウネリだけが届いたほど良い距離感はコンディションを悪化させる事もなかったので、波質的にもお手軽なサイズと易しいブレイクをキープし、金〜土曜日(7/4~5)の頭近い反応からこの日にかけて久しぶりのファンサーフ週間だった印象です。
一宮1
潮回りに関しても、手前の地形をメインに使う前半の潮位から今週の大潮にかけて変化が大きくなり、キープしている胸〜肩サイズに対して違う反応を狙えている状況です。
一宮2
しかし、地形の様子からは干潮の大きさとサイズのわりに今のところ際立ったエリアの拡大はなく、正面左側やファミマ側の堤防周辺にとっては以前より距離を滑れる変化があるものの、前回までの穏やかなコンディションが地形を手前に集めていた傾向なので、全体的にミドル〜アウトのブレイクはハッキリしない状態が続き、干潮の変化を活かせていないようにも思えました。
一宮3
今のところキープしている肩もどきのセットが日に日にピークを沖に広げている雰囲気ながら、サイズの落ち着きとともに波数の減少や上げ始めのボヨつきが目立ちそうでした。
基本的にショアブレイクセクションの対応がメインな状況ですが、サイズに助けられて以前より易しいセクションもあり、引きの変化で距離を遊べる波が残っていました。

サンライズ

7/9水曜日の9時半頃。干潮の潮止まりです。金〜土曜日(7/4~5)に反応したピーク時の頭近いサイズは久しぶりにアウトのブレイクに乗りしろのあるフェイスを広げ、その後の東風が絡むコンディションが胸〜肩範囲のセットをキープしてくれているので、ここにとっても距離や形を狙える波が増えていた印象です。
サンライズ1
一宮と同じく、午後からの南風にヨレを強められてしまい、上げ始めのボヨつきと重なるタイミングは浮力の強いボードを使っても波数の減少や対応するエリアが狭くなっていたものの、ほぼ毎日午前中のモヤが明ける時間帯にかけて無風が確保されていたので、前回以降は無難な引きの変化に安定した距離感を遊べていたと思います。
サンライズ2
ウネリとしても台風のダイレクトな反応よりお手軽な波質とサイズ感がビジター向けな易しいブレイクを増やし、余計なカレントのないコンディションは力の弱い波にとっても素直さをキープしている状況です。
深いセクションに分断された仕上がりは以前の反応に乗りしろを探せず、干潮の変化を含めて対応をショアブレイクに限定していましたが、ここ数週間の穏やかさによってミドルエリアの地形のまとまりやインサイドの広がりが復活し、今週の干潮とキープしているサイズが距離を楽しめる波を取り戻していました。
サンライズ3
干潮時の力の弱さや上げ始めのボヨつきに苦戦するタイミングはありつつ、右側のレギュラーを基準にしながら全体的にミドル〜アウトにできるピークの出番が増え、左側に関しては以前よりショアブレイクセクションのまとまりが復活し、対応を広げていと思います。

東浪見

7/9水曜日の10時半頃。 潮は上げ始めです。トロ速いワイドなピークが気になりつつ、ここにとってもピーク時の頭サイズの反応は引きの変化からアウトの広範囲な対応が復活し、サンライズと同じく、正面〜右側を基準にするとレギュラーの距離を乗れる波で週末の賑わいがあった印象です。
東浪見1
この日の様子では一宮〜サンライズと比べてセットの波数が少ない雰囲気ながら、最近の胸〜肩範囲のウネリのキープに対しては今週からの大潮が手伝っているので、ミドル〜アウトの地形をメインに使える干潮の変化が確保され、以前のショアブレイク限定な対応から脱出できている状況です。
東浪見2
ここに関しても維持していたインサイドに広さや余計な浅さが追加されたり、地形としてはこれまでより沖の反応が鈍くなっている傾向ですが、余計なカレントがない状況が力の弱いブレイクに素直さを残してくれていて、形を安定させている様子でした。
東浪見3
しかし、上げ始めのタイミングからはボヨつきによって沖の波が減少し、他のポイントのように手前のまとまりを取り戻すまでは浮力の強いボードを使っても中途半端なブレイクに苦戦する時間帯があるので、極端な地形に集まるショアブレイクの難易度より引きの変化の方が狙い目になると思います。
左側のレフトのまとまりも復活傾向ながら、ファーストセクションの狭さが潮の動きによって不安定な反応なので、サイズと波数が控えめでもあり、正面〜右側の景色に目線を誘導されている状況です。

志田

7/9水曜日の13時頃。潮はハーフタイドに近い時間帯です。南東〜東のウネリはいつも通り一宮方面と比べて控えめなサイズではあったものの、台風が残したウネリはここにとっても安定した胸サイズを届けてくれたので、癖の少ない以前からの地形に対しても右側のレギュラー〜左側のレフトにかけてピークを選べる形のまとまりを維持し、ミドル〜アウトにできるピークをメインに距離を滑れるフェイスが復活していました。
志田1
しかし、深いセクションを解消しつつ、前回までの期間に集まったビーチの砂が今回のサイズによって広がり、ほどよい深さや形をキープした手前の仕上がりをリセットした雰囲気になってました。
志田2
今週の大潮によってインサイドの極端な浅さを潮干狩りにされてしてしまったり、満タン前後のインサイドの波のボリュームアップに対してもハッキリしないブレイクやワイドなショアブレイクが増えたように思います。
カレントの働きが左右の堤防周辺に形のまとまりを残していましたが、ミドルエリアのワイドなセクションが前回のようにフェイスをキープしてくれない様子です。
志田3
ウネリをキープした最近の腹〜胸サイズは潮が少なくてもピークのまとまりを含めて沖の対応を確保し、上げ際に関しても手前で波や形のボリュームアップを狙えているものの、腰〜腹サイズを狙う最近の落ち着き具合いからはフェイスの乗り心地を楽しめるセクションが少なくなり、潮の動きが不安定な波を増やしている印象です。

太東

7/9水曜日の14時頃。上げに向かうハーフタイドの時間帯です。台風ながら、衰えた勢力やギリギリな距離感がほどよいウネリのきっかけを残し、ピーク時に関しても他より控えめな反応ではありましたが、ここにとっての腹前後のサイズはロングボードにとって形のまとまりや距離を狙いやすくなり、金〜土曜日(7/4~5)のブレイクは久しぶりに堤防周辺を賑わせていたと思います。
太東1
余計なカレントがないウネリだけのコンディションは以前から安定しているレギュラーの地形に素直な波を確保してくれたので、連日のオフショアとキープしている最近の腰前後のブレイクによってこの日もファンサーフ週間を継続しているようでした。
太東2
前日からは前回以降で定番になっていた午後の南風も強まり始め、ここ数日のサイズダウンを誘導している雰囲気からは満タン時のサイズ不足が気になっていますが、この日もインサイドの干上がりはなく、干潮の変化が堤防周辺にピークをキープしながら手前の対応を維持していたので、潮時の縛りはあるもののハーフタイドのこの時に関しても手前の距離感で十分遊べていました。
太東3
サイズ不足のボヨつきを考慮すると、上げ際よりも引き始めからの変化の方が干潮にかけてスムーズさを楽しめるタイミングだと思います。
他のポイントのように地形が手前に集まり、アウトのブレイクや形がハッキリしなくなっている傾向ではありますが、志田と同じく以前からの浅さと形を継続した地形はサイズをきっかけにプールのようなレギュラーを取り戻せる雰囲気です。

夷隅

7/9水曜日の15時頃。潮はハーフタイドをすぎて満タンに近い時間帯です。
いすみ1
台風のウネリにここを狙える可能性があり、ピークとなった金〜土曜日(7/4~5)のサイズに関しては午前中の無風状態と干潮の変化に期待が高まったものの、以前のフラット期間が広がっていたインサイドをビーチに変えてしまい、カレントの働きで雰囲気を取り戻していたミドルエリアの仕上がりに関しても、その後の穏やかさが地形を手前に集めていた傾向なので、全体的に深くなった状況が以前ほどセクションを確保できず、これまでの対応と比べると乗りしろを探せないまま早めのサイズ不足になっていた印象です。
いすみ2
普段なら今週のような干潮の大きさが意外な変化を誘導するものの、それに反応する地形がなく、最近の午後からの南風によってコンディションも恵まれていませんでした。
いすみ3
サンライズの深いセクションが解消傾向な雰囲気からはここにとって悪影響な変化が進んでいてもおかしくない印象なので、北東コンディションを防げる都合のいいタイミングやサイズの条件を満たす日があっても、今のところオススメできる反応はないと思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回以降は期待していた台風の反応が更新直後の時点でウネリの雰囲気を届けていて、金曜日に関しては朝の腹〜胸セットが昼前には肩〜頭までサイズアップし、土曜日にかけてピークとなった広範囲な対応を満喫できていたと思います。
前回までの期間に続いた乏しいコンディションによって厄介な深いセクションが少しずつ解消され、ほとんどのポイントはインサイドの広がりや浅さを取り戻す傾向ではあったものの、一宮〜東浪見区間の分散されていた沖の地形も手前に集まり、ミドル〜アウトの地形で形やブレイクがハッキリしない波が目立っていましたが、金〜土曜日のサイズに関しては形の切れ目から狙う厚めな乗り心地もサイズに助けられながら十分な距離を狙え、控えめなサイズが続いた志田〜太東区間にとっても、癖の少ない地形でボリュームアップした波は広がったフェイスの素直さや波数を楽しめていました。
さて、この先の波は北東コンディションからのスタートがサイズのきっかけを残してくれそうですが、再び復活する前線が沖のウネリをリセットするとオンショアの風波にされてしまう可能性もあり、面ツルを狙えたお手軽週間に区切りが来てしまいそうです。
しかし、その後の前線の解消や低気圧の通過にお手軽なサイズが復活する雰囲気も期待できていて、週明けの沖の高気圧の勢力と接近する次の低気圧の気圧配置によって沖の南東ウネリが復活する予想です。
次回の更新頃にクローズする予報もあり、風やカレントの強まりが荒れたコンディションを残すかもしれませんが、南東から南西に変わる風向きにレギュラーの形を狙える波向を期待できると思うので、この先もサイズを遊べるタイミングを狙えそうです。
引き続き潮汐に大きな動きがある期間なので、干満時の波のバラつきやボヨつきも極端な変化が繰り返され、頭以上のサイズになると日中のハードなコンディションが目立ちそうですが、胸前後のほどよい反応にとっては、ミドル〜アウトに地形がまとまり始めているエリアで距離をつなげるブレイクも探せると思います。

最後に、水温ですが、東ウネリをキープしたコンディションは基本的に水温を上昇傾向にしていたので、週末以降にトランクスやタッパーで問題ない期間もあって、北東コンディションの予報が温かさをキープする雰囲気ですが、オフショアの具合で上下している状況でもあり、南〜南西コンディションの強まりがあるとシーガルやフルスーツの準備も欠かせない状態です。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊
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皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


ウネリのきっかけになった台風の距離感や勢力の衰えはオフショアにサイズをリセットされやすい雰囲気でしたが、朝モヤが発生していた状態を含めて沖で確保されたウネリを届けるコンディションをキープしていたので、予想以上のサイズや波数が残り、安定したサーフィン週間だった印象です。
サイズのわりに易しいブレイクはビジター向けな波を探しやすく、形成する形やフェイスの乗り心地にウネリのまとまりを楽しめていて、今週の大潮の干潮が落ち着き傾向なコンディションにとって広範囲な対応を延長し、サンライズ・東浪見で定番の右側のレギュラーや太東の対応もキープしていました。

それでは、地形レポートです!

一宮

7/9水曜日の8時頃。潮は干潮寸前です。台風としては控えめな勢力ではあったものの、ウネリだけが届いたほど良い距離感はコンディションを悪化させる事もなかったので、波質的にもお手軽なサイズと易しいブレイクをキープし、金〜土曜日(7/4~5)の頭近い反応からこの日にかけて久しぶりのファンサーフ週間だった印象です。
一宮1
潮回りに関しても、手前の地形をメインに使う前半の潮位から今週の大潮にかけて変化が大きくなり、キープしている胸〜肩サイズに対して違う反応を狙えている状況です。
一宮2
しかし、地形の様子からは干潮の大きさとサイズのわりに今のところ際立ったエリアの拡大はなく、正面左側やファミマ側の堤防周辺にとっては以前より距離を滑れる変化があるものの、前回までの穏やかなコンディションが地形を手前に集めていた傾向なので、全体的にミドル〜アウトのブレイクはハッキリしない状態が続き、干潮の変化を活かせていないようにも思えました。
一宮3
今のところキープしている肩もどきのセットが日に日にピークを沖に広げている雰囲気ながら、サイズの落ち着きとともに波数の減少や上げ始めのボヨつきが目立ちそうでした。
基本的にショアブレイクセクションの対応がメインな状況ですが、サイズに助けられて以前より易しいセクションもあり、引きの変化で距離を遊べる波が残っていました。

サンライズ

7/9水曜日の9時半頃。干潮の潮止まりです。金〜土曜日(7/4~5)に反応したピーク時の頭近いサイズは久しぶりにアウトのブレイクに乗りしろのあるフェイスを広げ、その後の東風が絡むコンディションが胸〜肩範囲のセットをキープしてくれているので、ここにとっても距離や形を狙える波が増えていた印象です。
サンライズ1
一宮と同じく、午後からの南風にヨレを強められてしまい、上げ始めのボヨつきと重なるタイミングは浮力の強いボードを使っても波数の減少や対応するエリアが狭くなっていたものの、ほぼ毎日午前中のモヤが明ける時間帯にかけて無風が確保されていたので、前回以降は無難な引きの変化に安定した距離感を遊べていたと思います。
サンライズ2
ウネリとしても台風のダイレクトな反応よりお手軽な波質とサイズ感がビジター向けな易しいブレイクを増やし、余計なカレントのないコンディションは力の弱い波にとっても素直さをキープしている状況です。
深いセクションに分断された仕上がりは以前の反応に乗りしろを探せず、干潮の変化を含めて対応をショアブレイクに限定していましたが、ここ数週間の穏やかさによってミドルエリアの地形のまとまりやインサイドの広がりが復活し、今週の干潮とキープしているサイズが距離を楽しめる波を取り戻していました。
サンライズ3
干潮時の力の弱さや上げ始めのボヨつきに苦戦するタイミングはありつつ、右側のレギュラーを基準にしながら全体的にミドル〜アウトにできるピークの出番が増え、左側に関しては以前よりショアブレイクセクションのまとまりが復活し、対応を広げていと思います。

東浪見

7/9水曜日の10時半頃。 潮は上げ始めです。トロ速いワイドなピークが気になりつつ、ここにとってもピーク時の頭サイズの反応は引きの変化からアウトの広範囲な対応が復活し、サンライズと同じく、正面〜右側を基準にするとレギュラーの距離を乗れる波で週末の賑わいがあった印象です。
東浪見1
この日の様子では一宮〜サンライズと比べてセットの波数が少ない雰囲気ながら、最近の胸〜肩範囲のウネリのキープに対しては今週からの大潮が手伝っているので、ミドル〜アウトの地形をメインに使える干潮の変化が確保され、以前のショアブレイク限定な対応から脱出できている状況です。
東浪見2
ここに関しても維持していたインサイドに広さや余計な浅さが追加されたり、地形としてはこれまでより沖の反応が鈍くなっている傾向ですが、余計なカレントがない状況が力の弱いブレイクに素直さを残してくれていて、形を安定させている様子でした。
東浪見3
しかし、上げ始めのタイミングからはボヨつきによって沖の波が減少し、他のポイントのように手前のまとまりを取り戻すまでは浮力の強いボードを使っても中途半端なブレイクに苦戦する時間帯があるので、極端な地形に集まるショアブレイクの難易度より引きの変化の方が狙い目になると思います。
左側のレフトのまとまりも復活傾向ながら、ファーストセクションの狭さが潮の動きによって不安定な反応なので、サイズと波数が控えめでもあり、正面〜右側の景色に目線を誘導されている状況です。

志田

7/9水曜日の13時頃。潮はハーフタイドに近い時間帯です。南東〜東のウネリはいつも通り一宮方面と比べて控えめなサイズではあったものの、台風が残したウネリはここにとっても安定した胸サイズを届けてくれたので、癖の少ない以前からの地形に対しても右側のレギュラー〜左側のレフトにかけてピークを選べる形のまとまりを維持し、ミドル〜アウトにできるピークをメインに距離を滑れるフェイスが復活していました。
志田1
しかし、深いセクションを解消しつつ、前回までの期間に集まったビーチの砂が今回のサイズによって広がり、ほどよい深さや形をキープした手前の仕上がりをリセットした雰囲気になってました。
志田2
今週の大潮によってインサイドの極端な浅さを潮干狩りにされてしてしまったり、満タン前後のインサイドの波のボリュームアップに対してもハッキリしないブレイクやワイドなショアブレイクが増えたように思います。
カレントの働きが左右の堤防周辺に形のまとまりを残していましたが、ミドルエリアのワイドなセクションが前回のようにフェイスをキープしてくれない様子です。
志田3
ウネリをキープした最近の腹〜胸サイズは潮が少なくてもピークのまとまりを含めて沖の対応を確保し、上げ際に関しても手前で波や形のボリュームアップを狙えているものの、腰〜腹サイズを狙う最近の落ち着き具合いからはフェイスの乗り心地を楽しめるセクションが少なくなり、潮の動きが不安定な波を増やしている印象です。

太東

7/9水曜日の14時頃。上げに向かうハーフタイドの時間帯です。台風ながら、衰えた勢力やギリギリな距離感がほどよいウネリのきっかけを残し、ピーク時に関しても他より控えめな反応ではありましたが、ここにとっての腹前後のサイズはロングボードにとって形のまとまりや距離を狙いやすくなり、金〜土曜日(7/4~5)のブレイクは久しぶりに堤防周辺を賑わせていたと思います。
太東1
余計なカレントがないウネリだけのコンディションは以前から安定しているレギュラーの地形に素直な波を確保してくれたので、連日のオフショアとキープしている最近の腰前後のブレイクによってこの日もファンサーフ週間を継続しているようでした。
太東2
前日からは前回以降で定番になっていた午後の南風も強まり始め、ここ数日のサイズダウンを誘導している雰囲気からは満タン時のサイズ不足が気になっていますが、この日もインサイドの干上がりはなく、干潮の変化が堤防周辺にピークをキープしながら手前の対応を維持していたので、潮時の縛りはあるもののハーフタイドのこの時に関しても手前の距離感で十分遊べていました。
太東3
サイズ不足のボヨつきを考慮すると、上げ際よりも引き始めからの変化の方が干潮にかけてスムーズさを楽しめるタイミングだと思います。
他のポイントのように地形が手前に集まり、アウトのブレイクや形がハッキリしなくなっている傾向ではありますが、志田と同じく以前からの浅さと形を継続した地形はサイズをきっかけにプールのようなレギュラーを取り戻せる雰囲気です。

夷隅

7/9水曜日の15時頃。潮はハーフタイドをすぎて満タンに近い時間帯です。
いすみ1
台風のウネリにここを狙える可能性があり、ピークとなった金〜土曜日(7/4~5)のサイズに関しては午前中の無風状態と干潮の変化に期待が高まったものの、以前のフラット期間が広がっていたインサイドをビーチに変えてしまい、カレントの働きで雰囲気を取り戻していたミドルエリアの仕上がりに関しても、その後の穏やかさが地形を手前に集めていた傾向なので、全体的に深くなった状況が以前ほどセクションを確保できず、これまでの対応と比べると乗りしろを探せないまま早めのサイズ不足になっていた印象です。
いすみ2
普段なら今週のような干潮の大きさが意外な変化を誘導するものの、それに反応する地形がなく、最近の午後からの南風によってコンディションも恵まれていませんでした。
いすみ3
サンライズの深いセクションが解消傾向な雰囲気からはここにとって悪影響な変化が進んでいてもおかしくない印象なので、北東コンディションを防げる都合のいいタイミングやサイズの条件を満たす日があっても、今のところオススメできる反応はないと思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回以降は期待していた台風の反応が更新直後の時点でウネリの雰囲気を届けていて、金曜日に関しては朝の腹〜胸セットが昼前には肩〜頭までサイズアップし、土曜日にかけてピークとなった広範囲な対応を満喫できていたと思います。
前回までの期間に続いた乏しいコンディションによって厄介な深いセクションが少しずつ解消され、ほとんどのポイントはインサイドの広がりや浅さを取り戻す傾向ではあったものの、一宮〜東浪見区間の分散されていた沖の地形も手前に集まり、ミドル〜アウトの地形で形やブレイクがハッキリしない波が目立っていましたが、金〜土曜日のサイズに関しては形の切れ目から狙う厚めな乗り心地もサイズに助けられながら十分な距離を狙え、控えめなサイズが続いた志田〜太東区間にとっても、癖の少ない地形でボリュームアップした波は広がったフェイスの素直さや波数を楽しめていました。
さて、この先の波は北東コンディションからのスタートがサイズのきっかけを残してくれそうですが、再び復活する前線が沖のウネリをリセットするとオンショアの風波にされてしまう可能性もあり、面ツルを狙えたお手軽週間に区切りが来てしまいそうです。
しかし、その後の前線の解消や低気圧の通過にお手軽なサイズが復活する雰囲気も期待できていて、週明けの沖の高気圧の勢力と接近する次の低気圧の気圧配置によって沖の南東ウネリが復活する予想です。
次回の更新頃にクローズする予報もあり、風やカレントの強まりが荒れたコンディションを残すかもしれませんが、南東から南西に変わる風向きにレギュラーの形を狙える波向を期待できると思うので、この先もサイズを遊べるタイミングを狙えそうです。
引き続き潮汐に大きな動きがある期間なので、干満時の波のバラつきやボヨつきも極端な変化が繰り返され、頭以上のサイズになると日中のハードなコンディションが目立ちそうですが、胸前後のほどよい反応にとっては、ミドル〜アウトに地形がまとまり始めているエリアで距離をつなげるブレイクも探せると思います。

最後に、水温ですが、東ウネリをキープしたコンディションは基本的に水温を上昇傾向にしていたので、週末以降にトランクスやタッパーで問題ない期間もあって、北東コンディションの予報が温かさをキープする雰囲気ですが、オフショアの具合で上下している状況でもあり、南〜南西コンディションの強まりがあるとシーガルやフルスーツの準備も欠かせない状態です。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

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データ波情報/ 千葉北 白子

12 12 12 13 13 13 13 13 13 13 13 14 14 14 14 14 14 14
時間 15 18 21 00 03 06 09 12 15 18 21 00 03 06 09 12 15 18
天気
気温 26.5 24.6 22.7 22.4 21.7 22.4 28.1 29.3 29.6 28.2 25.5 24.7 24.2 25.1 26.1 29.4 29.4 25.6
波高
m
1.65 1.58 1.48 1.38 1.31 1.26 1.23 1.23 1.24 1.24 1.26 1.29 1.37 1.83 2.57 3.41 3.77 3.27
波向
風速
m/s
4.9 3.8 2.6 1.8 0.1 0.7 1.7 3.6 3.9 2.8 2.8 2.0 3.4 4.5 5.2 3.1 2.8 7.2
風向
潮位
cm
86 143 113 91 134 134 50 4 71 141 120 86 122 145 73 12 58 135
12 12 12 13 13 13 13 13 13 13 13 14 14 14 14 14 14 14
時間 15 18 21 00 03 06 09 12 15 18 21 00 03 06 09 12 15 18
天気
気温 26.5 24.6 22.7 22.4 21.7 22.4 28.1 29.3 29.6 28.2 25.5 24.7 24.2 25.1 26.1 29.4 29.4 25.6
波高
m
1.65 1.58 1.48 1.38 1.31 1.26 1.23 1.23 1.24 1.24 1.26 1.29 1.37 1.83 2.57 3.41 3.77 3.27
波向
風速
m/s
4.9 3.8 2.6 1.8 0.1 0.7 1.7 3.6 3.9 2.8 2.8 2.0 3.4 4.5 5.2 3.1 2.8 7.2
風向
潮位
cm
86 143 113 91 134 134 50 4 71 141 120 86 122 145 73 12 58 135

千葉北 エリア 週間波予想
(sho)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 14 (月)
    グラフ 15 (火)
    グラフ 16 (水)
    グラフ 17 (木)
    グラフ 18 (金)
  • 週間予想

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  • 週間予想

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