グアム 太平洋 海外＆国内トリップガイド ｜ 波情報 サーフィン BCM

日本から多くの観光客が訪れるグアム。ここはローカリズムが強く、観光ガイドに載っているマガンダスなどのポイントであれば割と気軽にサーフィンを楽しめるが、それ以外のポイントではローカルの知り合いでないとサーフィンできないこともあるため、日本人にとって身近なサーフアイランドとは言い難い。また、大抵のポイントがアウターリーフで、カレントが強い場所が多い上、サーフィン可能となるのが主に満潮時に限られたり、風が合わない時が多かったりと、なかなか条件が揃いづらいのも特徴だ。ただし、いったんコンディションが整えばホローなブレイクが姿を現わすこともある。基本的に6〜11月が雨季となり、時として雨風が強い日があるが、日本同様8〜10月が台風シーズンで、ビッグデイも多い。12〜5月は乾季となり、サーフィンにおいても観光においてもベストシーズン。特に冬場は北東からの貿易風により沖合が荒れ、風の合う西岸にビッグスウェルが入ることも多い。時には6フィートオーバーの日が続くこともある。ビッグスウェルにより東側のほとんどのポイントがクローズアウトした時は、シャークベイを要チェック。比較的グッドコンディションでサーフィンできることが多い。マガンダスポイントは、ボトムがサンゴのリーフブレイクで基本的にレギュラーの方がロングライドを楽しめるが、グーフィーもサイズがあれば充分にサーフィン可能。観光で有名なダモン地区に近いアウターリーフもパスの切れ目を狙えば充分サーフィン可能。雰囲気としては、ワイキキのようなブレイクでゲッティングアウトもパドルでできる上、ローカルもほとんど入らないポイントのため、手頃なサイズでサーフィン可能なことも多い。そしてハッガニア湾は水路を挟んで左側にグーフィー、右側にレギュラーがブレイクするポイント。左側は3フィートまでサイズアップしないと反応しないため、波がある時のみのサーフィンに限られるが、右側はサイズが小さくても反応しサーフィン可能となる。ただし、ここはローカルのメインポイントとなっているので充分な注意が必要となる。また、西岸のタロフォフォは小さな湾のビーチブレイクで、サーフィンできるようなウネリは少ないが、地元キッズがB.Bを楽しむプライベート感覚あふれるビーチ。なお、島にはサーフショップもあるので、そこでレベルに合ったポイントを紹介してもらうのもひとつの手だ。また、気候・水温は日本の夏と変わらないくらい温暖なのでトランクス1枚でも充分だが、時期によっては風対策が必要である上、リーフのポイントが多いので、タッパやロングスリーブ、ラッシュガードなどと併せてリーフブーツも持っていくことをおすすめする。

☆ワンポイントメモ
グアムでは波を当てるのが難しい上にローカルが厳しいが、ダモン地区で軽くやるなら全くできないというわけではない。交通網はすべて車。生活必需品はコロニアの町で手に入る。ちなみにグアムは全体的にB.B人口が多いが、WQSをまわるぐらいのローカルサーファーも存在する。