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松岡慧斗が1月の『O’Neill Wave of the Winter』を受賞!



JOBことジェイミー・オブライエン、ジョン・ジョンの弟、ネイザン・フローレンス、オラマナ・エレオグラム、カラ・グレース。
そして、松岡慧斗の5名に絞られていた1月の『O’Neill Wave of the Winter』

Web投票が締め切られ、強豪を抑えて松岡慧斗が見事に受賞!
US1,000ドル(日本円にして約106,000円)を手に入れました。

『O’Neill Wave of the Winter』は世界最大の波情報サイト「Surfline」が主催する映像コンテストで、今シーズンは2017年11月1日〜2018年2月28日の期間にオアフ島・ノースショア、主にパイプラインとバックドアのバレルライドが対象となり、波のサイズ、バレルの難易度、スタイル、全体的なヘビーさ。
4つの基準によって審査が行われます。

今回のWeb投票では、ローカルを相手に半数以上と圧倒的な数の票を集めた松岡慧斗。
無名の日本人サーファーが世界一の舞台、パイプラインで得たこの栄冠に注目が集まっています。

仙台出身の松岡慧斗は現在27歳。
12歳の時に初めてノースショアに訪れ、毎冬ニック野崎氏の家にステイしてバレルのスキルを磨き、ノースショアのレジェンド、カヘア・ハートの元でヨガやボクシングなどのトレーニングを重ね、海ではパイプライン独特のラインナップのルールなどを学び、ニック野崎氏の息子、ケオニやメイソン・ホーなどと行動を共にして経験を積んでいました。



1月の『O’Neill Wave of the Winter』に選ばれた映像は脇田貴之、大野修聖、堀口真平と共に参加した究極のローカルコンテスト『Da Hui Backdoor Shootout』の最中で、ソリッドなパイプラインで、イベントのハイエストスコア11ポイントをマークした波。

ジョン・ジョン・フローレンスを5歳の時からサポートしている「Pyzel Surfboards」の6’10のガンに乗り、そのバレルをメイクした時のことは、「あのサーフボードのおかげさ。波が自分のポジションに入り、エアードロップ気味にテイクオフ、少し跳ねながらもレールをセットした。多分、もっと奥に行くべきと思ったので、少しストールしたよ。バレルに入ってから数秒間は前が見えなかったけど、出口は開いていると分かっていたよ。最後はスピットで見えなかったけどね」とコメント。

『O’Neill Wave of the Winter』のジャッジはジェリー・ロペス(ヘッドジャッジ)、パンチョ・サリヴァン、シェーン・ドリアン、ショーン・ブライリーの4名。
「無名のサーファーが名声を得ることが出来る。それがシュートアウトや、ウェーブ・オブ・ウィンターの素晴らしい点さ」とその内の一人、ショーンが一言。

「彼は日本でフリーサーフィンの道を切り開くことを試みている。今の日本のプロはコンテストに出場するしか道はないけど、慧斗は他のサーファーのためにも新しい道を作り出そうとしているんだ。最高だよね」と子供の頃から一緒につるんできた親友のケオニ野崎。
(今月は賞金が出たから家賃を上げないとね!とも話している)

松岡慧斗は今回の波について「全てが幸運だった。あの波をメイク出来てストークしている」とコメント。

期間終了後、各月の受賞者から最終的な勝者を決め、US25,000ドル(日本円にして約265万円)が送られる。 昨シーズンは河村海沙が2月の月間トップに立ったが、総合ではコア・ロスマンが優勝。 過去の勝者はJOB、ケリー・スレーター、他ビッグネームばかり。

この賞金を手に入れた瞬間、日本のフリーサーフィンの歴史が大きく動き出すのでは?

『Keito Matsuoka Wins January O’Neill Wave of the Winter』

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