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「暑い暑いと言っていたら、もう9月」 - F+コラム

Text by つのだゆき、Photo by snowy

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暑い暑い言ってるうちに、もう9月ですね。
9月に入るとうちの周りの道路では草刈りが盛んにおこなわれる。志田のお祭りのために神様の通り道をきれいに、お神輿が通りやすいようにしようということだ。テレビではおせち料理の広告とか始まってるし、本当に1年が早い。そして2025年のF+xBCMのコラボカレンダーの写真選びも始まっている。楽しみにお待ちください。

7月8月は猫に翻弄されて終わった感じだ。手術後快調だったユウマは突然いってしまったけど、術後不調なトリ君は2本足ながらまだ生きていて、でも状態はあまり良くなく、ご飯を食べず水も飲まないので、流動食をシリンジで給餌、輸液のために毎日病院通いだけど、入院しているときよりはだいぶいい感じだ。無理を言って家に帰してもらったけど、家にいたほうがだいぶリラックスしている感じなので、病院で逝っちゃうよりは家で逝ったほうがいいな、と私は少しずつ後悔を納得に置き換えている。

帰ってきたときはもう、明日起きた時にはこの子はここで死んでるんだな、という感じの状態の悪さだったけど、数日たった今は徐々に動くようにはなってきている。でもこれ以上痩せられないぐらい痩せているので、時間の問題なんだろうと思う。給餌してもなかなか飲み込んでくれないし。でも家で看取ってあげられるし、本人は痛そうとか苦しそうとかではないので、ようやく私的には割り切れたかな、というところだ。

最初の発作に時に安楽死させられなくて、結局迷いに迷って手術に踏み切るのが遅れた。もうここで判断は後手に回っていて、それが致命的だったかなと思う。まぁ、手術も五分五分だったので、悩みに悩んだし、手術はうまくいくけど回復がうまくいかないということを想定していなかったので、結果長引いたな、とは思う。8月はいろいろ考え、いろいろな悩み、いろいろ勉強した。
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成功か失敗かフィフティフィフティの手術でさえ、病院に置いてくるのにものすごく罪悪感を感じたので、100%アウトの安楽死をさせられたかどうか、難しいところだ。
海外では、特にキリスト教圏では割と簡単に安楽死をさせる。大型犬なんて立てなくなったら安楽死だから、老犬介護とかほとんど見ない。でも人間が特別な存在というわけではなく、生きとし生けるもの、みな同じ重さの命、一寸の虫にも五分の魂、の日本では、死というのは神様仏様が決めるもので、人間が選択できるものではない、みたいなところがあって、与えられた天寿を全うすることがすべてなわけだ。

なんか、安楽死についてものすごく考えたな。自分を安楽死させるのはできるだろうけど、ほかの命を自分の判断で安楽死させるって、現実に直面すると、思ってたよりだいぶ厳しかったし、そう簡単なものではないんだな、という感じ。
まぁ、次に同じことがあったら、麻痺した部分の回復が見込めない時点で即刻手術かな、と思う。素早い判断、迅速な行動。

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