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ASP6スタープライム『Nike 6.0 Pro』終了!






















6スターよりも更に獲得ポイントが高いプライムイベントが今シーズンは9戦用意されていますが、その第3戦目となる『Nike 6.0 Pro』がカリフォルニアのトラッセルズで開催され、現地時間5月8日に終了しました。

プライムイベントはASPワールドツアーとスケジュールを出来る限りずらして行なうため、今回もスター選手が続々と登場!
Round of 16まで勝ち残ったメンバーを見るとアンディ・アイアンズ(HAW)を始め、ブラジル戦での優勝が記憶に新しいジャドソン・アンドレや、アドリアーノ・デ・スーザのヤングブラジリアンコンビ。クリス・デヴィッドソン(AUS)、オーウェン・ライト(AUS)、C.J・ホブグッド(USA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ジョシュ・カー(AUS)、エイドリアン・バッカン(AUS)、ジョンジョン・フローレンス(HAW)など、豪華な顔ぶれ。

ファイナルデイは2-4ftレンジのサイズで、ライトもレフトもパーフェクトに近いコンディション。ジャドソン、ジョーディ、ジョシュなどの世界トップのエアリアルの名手達は一本の波に複数のエアーを組み合わせ、まるで大サーカス状態に!しかし、ファイナリストに選ばれたのは対照的にベーシックなカービングを武器とするクリス・デヴィッドソン(AUS)とゲイブ・クリング(USA)の二人でした。

ファイナルは序盤にクリスが7pt台と4pt台をまとめて主導権を握りますが、ゲイブが6p台と中盤に7pt台を重ねて逆転。更に後半に8.73をスコアしてクリスを追い込みます。クリスが逆転に必要なスコアは9.33。必死に波をキャッチするクリスですが、ハイスコアに結び付くライディングは無く、そのままゲイブ(写真最上部・右上)の優勝が決定!
表彰台では、「楽勝だったヒートは無かったよ。どうにか勝ち上がってきたって感じさ。マンオンマンになる前までは1位になったヒートさえ無かったしね。タイミング良くピークを迎え、オレに運が傾いていたのが勝因かな。今までで最高の一勝だぜ!」とまずは一言。

昨年は怪我のために8ヶ月を棒に振ったゲイブ。リクオリファイも果たせず、指をくわえてツアーを見ているだけでしたが、今シーズンは新たな気持ちでクオリファイにチャレンジしています。
「ツアーの45人の内、35人がいる中での優勝は自信に繋がるよ。これはデカイ一勝さ。オレのキャリアでも最高!良い時のロワーズでベストなメンバーとの戦いだったし、本当にデカイ優勝としか言いようがないよ」とゲイブは嬉しそうにコメントを残していました。

ワールドツアー並の激しいヒートを勝ち抜いてファイナルまで進んだクリス。最後は波の選択ミスで優勝を逃したとも言える展開に...。
「自分のパフォーマンスに悲観はしてないけど、ファイナルのうっかりミスにはちょっとがっかりしている。彼(ゲイブ)にレフトを乗らせて、オレがライトの波に乗った場面さ。あれで彼にやられたんだから...。ファイナルはリズムが悪く、上手くいかなかった。それに、今回は本当に良いサーフィンをしていたゲイブをほめるべきだね。厳しいのは承知だったけど、ファイナルまで進めたのは嬉しかったよ」とファイナルを振り返っていました。

ワールドツアーのトップ45の選手は7月の南アフリカ戦まで約2ヶ月半の休暇があります。過ごし方は様々ですが、多くの選手は5〜6スターや、今回のようなプライムイベントにエントリーして賞金稼ぎと肩ならしをするのが主流(ケリーに関しては別格で全くサーフィンをしないこともあるそう...。)です。
クリスもそんな一人で、「今年は良い感じだね。今のところ9位が2つかな。アメリカには良いサーファーが沢山いるから、来てみたんだ。この1週間、みんなとハードにリップしまくってファイナルまでメイク出来たのは良かったね。気を引き締め直して次を楽しみにするよ」と話していました。



セミファイナルでゲイブに僅か0.22pt差で抑えられたアンディ・アイアンズ(HAW・写真左)でしたが、復帰したワールドツアーでまだ思うような結果が残せていないだけに、今回の3位という順位には手応えを感じていたようです。
「この2年間でセミファイナルまで進めたのは3回も無いんじゃないかな。だから、今のオレにとっては素晴らしい結果と言えるよね。まあ、欲を言えばファイナルまで行きたかったけど、ハッピーな気持ちでビーチに戻れるし、次のJ-bayの前にデカイ成果があったよ」とアンディはコメントを残していました。

ASP6スタープライム『Nike 6.0 Pro』結果
1位 ゲイブ・クリング(USA)
2位 クリス・デヴィッドソン(AUS)
3位 アドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、アンディ・アイアンズ(HAW)

『Nike 6.0 Pro』公式サイト

photo: ASP Covered Images

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