●ハワイ:オアフ島
天気: 曇り時々晴れ（前半はストーム）
平均気温: ２４.５℃
ウエットスーツ:ベスト〜タッパ

波: 【ノースショア】
１０（水）は前日に入った北西ウネリが多少ダウンしましたが、クリーンなコンディションでパイプラインでは『Billabong Pipeline Masters』のR3が行なわれていました。
翌日の１１（木）、コナストームと呼ばれる大嵐となり、大雨と強い南よりの風が吹き荒れ、コンテストはオフに。このストームは１２（金）には収まり、６−８ftレンジのクリーンな波で『Billabong Pipeline Masters』のファイナルデイを迎えました。
ウネリの向きが西北西に傾いていたため、パイプよりもバックドアの方がバレルが多め。サンセットなどもエピックコンディションになり、コンテストの合間に楽しんでいたサーファーが多かったようです。
このウネリは１３（土）以降、弱まる傾向。日本基準で考えれば十分サーフ可能な波でしたが、１６（火）には強いトレードウィンドが戻ってきてしまい、一休みといった感じでした。

【タウン周辺】
強い南よりの風により、１１（木）には３−４ftまでサイズアップ！１３（土）まではチョッピーコンディションでしたが、１４（日）には風が収まり、回復傾向。週明けには茶色だった海水も元通りになり、いつもの和やかなタウンの風景が戻ってきました。
一方、ウエストでも前半は南よりの風波が強まり、後半は弱いながら北西ウネリにも反応していました。


〜トピックス〜
Vans Triple Crown、並びASPワールドツアーの最終戦『Billabong Pipeline Masters』は現地時間12月12日に終了しましたが、ファイナルデイの前日はコナストームと呼ばれる大荒れの天候になり、いつもは綺麗なノースショアの海はコーヒーブレイクと表現されるような茶色い海に様変わりしていました。雨が多い日本では考えられないことですが、ハワイやカリフォルニアなどの比較的降水量が少ない場所では排水システムが遅れているため、大雨が降った後は海に大量のバクテリアが流れ込み、危険になります。平気で海に入ってしまうサーファーも多いのですが、出来れば海の色が元に戻るまで待った方が賢明と言えるでしょう。


●今週末のＳｗｅｌｌは？
この予想は気象衛星ＮＯＡＡとＵＳ Ｎａｖｙ(米国海軍)の波浪予測データに基づいた総合的な予想です。

(１２月１７日時点での予想)
▼ハワイ諸島(オアフ島): １７（水）と２０（土）に北〜北西ウネリが入るものの、大きなサイズアップにはならない見込み。逆にビッグウェーブが苦手な人には良いかも知れません。
一方、タウン周辺では１８（木）〜１９（金）に新しい南〜南東ウネリが入ることが予想されています。