天気:晴れ時々曇り
気温:18〜28℃
水温:22℃
ウエットスーツ:シーガル
服装:札幌の8月、東京・大阪の9月の気温。しかし乾燥している為、体感温度は低く、多少厚めのサマーセーターがあっても良い。
波:9/3(水) ムネ前後の南南西うねりが届いていたが、朝からオンショアが強めに吹いてチョッピ-。かろうじで出来たのはポイントブレイクのみで、正午のリヴィエラではコシ〜ムネのレフト中心のブレイク。ほとんどテイクオフオンリーといった感じだった。夜になっても風は止まらず一日中オンショアが吹き続いた。
9/4(木) この日からイックシルバーブーストモバイルプロがローワーズで開催。風の影響は無くムネ〜カタSET頭オーバーサイズのクリーンなブレイクだった。R1で目立っていたのは、ケリー、シェーン・ベッシェン、オッキー。ブッチぎりのスコアでヒートアップしていた。しかし夕方のフリーセッションではクリス・ワードが100%のメイク率でエアを連発し、WCTサーファーよりも完璧な波乗りを披露。コンテストでもこの実力を発揮できれば、ロストと交わした3年以内にワールドタイトルを取るという契約条件をクリア出来そうなのだが・・・。
9/5(金) ローワーズで行われているブーストモバイルプロ2日目。波のサイズは4〜6ftでオーバーヘッドのセットも入る無風のグッドコンディションの中、ルーザーズラウンド(R2/敗者復活戦)とR3の4Hまでを消化した。残り1秒で逆転勝ちしたブルース・アイアンズの他に目立っていたのは、パーコとシェーン・ドリアン。また、タジ・バロウ&ミック・フェニングは一足先にラウンド4にコマを進めた。 
9/6(土) ブーストモバイルプロ3日目。波のサイズは4〜6ftでセットはオーバーヘッド。R3のH8ではアンディー&ブルースの兄弟対決があり、序盤に9Pを出した実兄アンディを、合計点で上回ったブルースが僅差で勝利。その他のラウンドアップサーファーは、パット・オコーネル、ケリー、ミック・ファニング、ルーク・イーガン、テーラー・ノックス、タジ・バロウ。
9/7(日) 南&南南東うねりが入り、サンクレメンテ周辺ビーチではムネ〜頭オーバーをキープしていたが、ブーストモバイルプロは中休み。
9/8(月) ブーストモバイルプロの最終日。波のサイズはコシ〜ムネたまのSETカタ・頭と少しダウン。クウォーターファイナルではテーラー・ノックスが同じアル・メリックのチームメイトであるケリーを破りヒートアップ。しかし、ファイナルはタジ・バロウとリッチー・ラベットのオージー対決となり、ファーストウェイブで8.00ポイントを出したリッチー・ラベットが勢いに乗って念願のWCT初優勝を飾った。
9/9(火) 朝から北西のサイドオンショアが吹いたが、夕方になって少し風は弱まった。リヴィエラでは風が止まるのを待っていたローカル30人程が集まって少し混雑気味だったが、和やかな雰囲気でムネサイズのブレイクを楽しむ事ができた。
コンテスト:上記でも触れたがWCT第7戦ブーストモバイルプロが、ローワーズで開催された。ワイルドカードには、過去ローワーズで行われた大会で10回の優勝歴を誇るシェーン・ベッシェン、現ワールドチャンピオンである実兄アンディとほぼ互角の実力を持つブルース・アイアンズ、先日のUSオープンでもまだまだ切れ味鋭いサーフィンを披露していたロブ・マチャド、それに8月からクイックシルバーのフルスポンサーを受けた若干17歳のディーン・レイノルズ、が当てがわれたが、結果はオージーのリッチー・ラベットが念願の初優勝を飾った。また注目のWCTレイティングではアンディが首位を死守したものの、皮肉にも実弟ブルースによってR3で敗退となったため、5位でフィニッシュしたケリーに400P差まで詰め寄られている。1998年のケリーのセミリタイア後、毎年のように期待されていた新旧チャンプ対決のシナリオが実現し、今後も目が離せないツアーとなった。
周辺情報:以南のサンディエゴでは恒例のASRが3日間の日程で開催されて、会場はいつも通りに盛り上がり多くの人が訪れた。アイデア満載ブースのボルコムや、シェーン・ベッシェンが新たに立ち上げたクローズブランドのモニュメントなどが話題を集めていた。